スポーツ界の枠を超える大きな話題となった黒人差別に対する彼の抗議から十年が経過した今、元サンフランシスコ・49ersのクォーターバック、コリン・キャパニックは、彼の使命は続くもののNFLへの愛情は長くは戻らないと語っている。
NBCニュースの取材に応じた38歳は、NFLをもう見なくなったことを認め、こう語った。『第一に、私を積極的にブラックボールしている組織を支援するつもりはない。第二に、これにも抗議してきた私の仲間たちを標的にしている組織でもある。私はカレッジフットボールを見ている。』
2016年のプレシーズン中、キャパニックと当時の49ersのチームメイト、エリック・リードは試合前の国歌斉唱の場で膝をついた。以前は同期間の別の場面でベンチに座っていたこともあったが、彼とリードが膝をつく姿が、仲間たちが起立する光景と対照的に世界中へと急速に伝わっていった。
当時、彼はNFLネットワークに対してこう語った。『黒人や有色人種を抑圧する国を象徴する旗のもとで誇りを示すために起立するつもりはない。私にとって、これはサッカー以上の意味を持つ。見過ごすことは私自身の利己だ。街には遺体があり、休暇を取らされている人々もおり、殺人を犯した人々が罰を受けずにのさばっている。』
キャパニックは2012年シーズンを終えて49ersをスーパーボウルへ導いたが、2016年以降はリーグから去り、二度とプレーすることはなかった。その後、彼とリードはNFLを相手に共謀を主張する訴訟を起こし、2019年に和解した。
それ以来、キャパニックはKnow Your Rightsキャンプのような取り組みに時間を注いできた。その目的は「教育、自己の権利の確立、マス・モビライゼーション、次世代の変革リーダーを育てる新しい制度の創出を通じて、黒人と褐色系コミュニティの解放と福祉を前進させること」であり、警察の事件によって亡くなった人々の独立的死因解剖の資金支援も行っている。
NBCの取材で、彼のフットボールの遺産について考えるかと尋ねられたキャパニックは「遺産についてはあまり深く考えない。私が考えるのは、どの分野で自分が影響を与えられる仕事をし、それが私たちを一緒に未来へと動かすのに役立つかという点だ。結局、誰がその遺産を決めるのかは人々の判断次第だが、できればそれが前向きなものであってほしい」と答えた。
キャパニックは自伝『The Perilous Fight』を執筆しており、9月15日に刊行される予定だ。
–Field Level Media