NHLの3チームが大型オフシーズンの動きを起こす準備が整った

2026年7月3日

ドラフトはあと1週間です。自由契約市場はそれより数日後に始まります。

NHLのオフシーズンへようこそ。来シーズンまでの間、ファンを引きつける多くの見どころとなる物語が待っています。

今夏のフリーエージェントの動きは過去と比べて派手さは薄いものの、上昇するサラリーキャップと相まって、チームが2027年のスタンレー・カップ制覇を目指して夏のトレード風を吹かせる可能性を高めています。

この点を踏まえ、2026-27シーズンのプレー開始までに大きな話題を呼ぶ可能性が高い3チームを以下に挙げます。

San Jose Sharks

リーグ屈指の有望株マックリン・セレビニの指揮の下、シャークスは昨シーズンに大きな飛躍を遂げ、長年の低迷から抜け出しプレーオフ進出を狙ったがあと一歩及ばず、4ポイント差で涙をのみました。

サンノゼの次の一歩の設計図は、州のライバルであるアナハイム・デュークスを見れば見つかります。両チームとも若手の才能が豊富で、魅力的な有望株が山ほどいます。デュークスは要所にベテランを補強し、今季はプレーオフの位置に飛び込みました。

シャークスには埋めるべき穴があり、成長を続けるチームに参加したい選手を獲得するためのトレード資産や、サラリーキャップの余裕を活用して動員できる力を持っています。

さらにドラフトの抽選のおかげで、サンノゼは今年のドラフト2位指名権を手にしており、将来のスター候補をもう一人得るか、あるいは即戦力となる大物をすぐに獲得するかの選択肢をクラブにもたらしています。

Montreal Canadiens

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モントリオールは刺激的なプレーオフを経て東カンファレンス決勝へと進出しましたが、最終的には優勝を果たしたカロライナ・ハリケーンズとの五戦のシリーズで大きな教訓を受けることとなりました。

この敗北は、選手と組織の双方に対して、さらなる一歩を踏み出すための道を模索させる刺激となるでしょう。モントリオールが真に必要としている補強は明白で、セカンドラインのセンターとトップ4のディフェンスマン、できれば右サイドでプレーできる選手です。

これらの役割を担える選手の獲得は高コストですが、 Canadiens は今こそ大規模な補強に踏み切るべき時期に来ています。例えばデトロイト・レッドウィングスのキャプテン、ディラン・ラーキンのような選手を狙う可能性も十分にあります。

また、トレードの噂として取り沙汰されているのは、昨年の2巡目指名でKHLで輝かしいシーズンを送ったトップ・プロスペクト、アレクサンドル・ジャロフスキーだとされています。

St. Louis Blues

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確かに、エドモントンがコーチとしてマイク・バボックを迎えるのでは、という話題にも触れられます(映画『Dodgeball: A True Underdog Story』のセリフを借りれば「大胆な戦略、これが成功するか見てみよう」といったところです)。

また、トロント・メープライーズとニューヨーク・レンジャースがどのようにして深い地位から脱却していくのか、さらにはハリケーンズが再び優勝を手にするのか、といった議題にも触れられるでしょう。

そんな中で、私たちが最も関心を惹かれたのはセントルイス・ブルースでした。紙面上ではプレーオフ進出圏のわずか手前でフィニッシュしたものの、それは後半戦の追い上げと敗退後の4連勝によるものであり、何をどう変えるべきかがはっきりしています。

ブルースには十分なキャップスペース、将来を担う有望株、そして価値あるドラフト指名権が豊富に揃っています。特に3つの1巡目指名権は、積極的な補強を進める際の大きな武器になるでしょう。

同時に、ゴールキーパーのジョーダン・ビニングトン、ディフェンスのコルトン・パレヤコ、フォワードのジョーダン・キロウ、ロバート・トーマスといった選手をトレード・チップとして活用する道も残されています。

新任のゼネラルマネージャー、アレクサンドル・スティーンには、このフランチャイズに大きな印象を残す機会が待っています。彼はどの道を選ぶのか――。

高橋 彩乃

高橋 彩乃

日本のスポーツライターです。プロ野球、MLB、高校野球を中心に、試合の流れや選手の背景を丁寧に追っています。現場の空気感とデータの両面から、野球の魅力をわかりやすく届けることを大切にしています。