WNBAがどういうわけか自らの決勝戦を埋もれさせた

2026年10月30日

WNBAは本当に自制できないらしく、木曜日の午後12時30分に新しい王者が決まるかもしれません。

そのとおりです。

ゲームを成長させ、スター選手を前面に出すマーケティングの象徴といえるような戦略として、チャンピオンシップを決定する試合を平日の日中に組むことが最適だと考えられてきました。しかし、それこそがWNBAが決定した道です。

WNBAファイナル第6戦は、木曜日の12時30分にアトランタのState Farmアリーナ(NBAのホークスが本拠を置く会場)で開催されます。ゴールデンステート・ヴァルキリーズはアトランタ・ドリームに対して3勝2敗でリードしており、木曜日の勝利で組織として初のチャンピオンシップを獲得する可能性があります。対戦相手側のアトランタには、エンジェル・リースがギャビー・ウィリアムズの優勝を阻止しようと立ちはだかります。

木曜日の正午に

数日間、WNBAはこの試合をどこで行うべきか、さまざまな検討を重ねていました。ホークスは水曜日と木曜日にマイアミ・ヒートとクリーブランド・キャバリアーズとのバック・トゥ・バックを主催しており、リーグは仮に第7戦が生じてもハロウィンの夜を越えて日程を変更することを拒んでいました。

当初、ヴァルキリーズが第6戦に勝ってWNBAチャンピオンに輝く場合、トロフィーの授与と祝賀イベントを本会場のフロアで行うのではなく、練習コートへ移す必要があるとのうわさが浮上していました。ホークスがキャブス戦のため床の改装を開始する必要があるからです。

そんな事態は避けられるべきだったのですが、ESPNの報道によればWNBAはその心配は不要だと伝えています。結局のところ、結果を待つしかありません。

このように、タイトル戦がこのような形で埋もれてしまうのは本当に残念です。カリフォルニアにいるヴァルキリーズのコアなファンにとって、この試合は午前9時30分の開始となるのは少し滑稽に感じられるのではないでしょうか。

さらに言えば、この状況はヴァルキリーズにとっての「この試合がもたらすべきクールな物語」を完全に奪いかねません。勝利すれば、創設からわずか2シーズン目で初の王者となり、2025年にWNBAへ拡張チームとして加わったばかりのこの組織が初のタイトルを手にすることになります。

彼らがウィリアムズを称える機会も生まれます。彼女はプレーオフで卓越した活躍を見せ、ゴールデンステートのオーナー陣の高い期待に応えました。ヘッドコーチのナタリー・ナカセは、32勝12敗の戦績をチームにもたらし、リーグの「コーチ・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞。チームはリーグの2番目のシードを確保しました。対して、ミネソタ・リンクスだけが彼らに一歩及ばず、勝利数と敗戦数の差で上を行く構図だったと伝えられています。

さらに印象的なのは、ヴァルキリーズがチェイス・センター(Ballhalla)での全22試合を完売させ、シーズンの来場者数記録を塗り替えたことです。ファンは本当にチームを大切にしており、午前中のうちにタイトルを争う姿を目の当たりにするのは、やはり残念だと感じられます。

高橋 彩乃

高橋 彩乃

日本のスポーツライターです。プロ野球、MLB、高校野球を中心に、試合の流れや選手の背景を丁寧に追っています。現場の空気感とデータの両面から、野球の魅力をわかりやすく届けることを大切にしています。